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COZUCHIで不動産投資を始めようと思ってた矢先、同僚から「J-REITも少額から始められる不動産投資だよ」って教えられたんだけど、何なのJ-REITって?
正直、どっちで始めるべきか迷ってるニョロ~。
たしかに、どちらも不動産に投資するという意味では同じなんだけど、相違点もけっこうあるんだよ。
両者のメリット・デメリットを教えるから、比較して自分に合ってる方を選ぶと良いケロ。
こんにちは、りょうです。
へび吉さんと同じく、「COZUCHIとJ-REITって似ているけど、どちらを選べばいいの?」「COZUCHIとJ-REITの違いってどんなところ?」とお悩みではないでしょうか。
ということで、証券会社に5年勤めた知人の助けを借りて、【COZUCHI vs. J-REIT の徹底比較記事】を作成しました!
この記事では、同じ不動産関連の投資商品であるCOZUCHIとJ-REITについて、共通点と相違点をわかりやすく解説したのち、それぞれどういう人に向いているのかをアドバイスしています。
- J-REITとはどんな投資商品なのか理解しておきたい
- 自分にはCOZUCHIとJ-REITどっちが合っているのか知りたい
- 投資の目的に応じてCOZUCHIとJ-REITを上手に使い分けたい
それでは、よろしくお願いします。
ウェブCMでもおなじみのCOZUCHIとは不動産クラウドファンディングサービスのことです。
株式会社LAETOLIが選定した不動産へ、わたしたち投資家と不動産会社が共同出資をして、その不動産から発生した賃料収入や売却益を配当金として受け取る仕組みになっています。
投資対象は主に、特定のビルやオフィスなどの不動産、事業用地、開発プロジェクトなどの案件です。
一口あたり一万円から投資が可能です。
REITとは不動産投資信託の略称です。
元々はアメリカ発祥の金融商品で、日本で導入されたときにはJapanの頭文字「J」がついてJ-REITと呼ばれるようになりました。
証券取引所に上場している商品で、多くの銘柄は年に二回決算が開示されます。
投資家がJ-REITへ投資をして、J-REITの中の不動産投資法人という専門家組織が、国内の複数の不動産へ間接的に投資をします。
投資家は、そこで発生する賃料収入や売却益を配当金として受け取る仕組みです。
投資対象は、国内のオフィスビル、商業施設、住宅、ホテルなど複数の不動産です。
一口あたり数万円から投資が可能です。
まずは2つの投資商品の共通点を整理しておきましょう。
- 少額で投資が可能である
- 大きいリターンが期待できる
- 運用は専門家に任せられる
現物の不動産へ投資をする場合は数千万円から数億円という高額な費用が発生しますが、COZUCHIは一万円から、J-REITは数万円から投資が可能です。
ですから、投資初心者でも始めやすい投資商品と言えるでしょう。
COZUCHIの平均利回りは年利で24%、J-REITの平均利回りは4%ほどです。
たとえば、J-REITに100万円投資をすると、一年間で4万円(税引前)の配当金が出ることになります。
これは、株式の代表的な指数である日経平均組み入れ銘柄の平均利回り2.3%(10月14日時点)を上回る利回りです。
ただ、不動産市況によっては配当金を得られない可能性もあり、場合によっては元本割れする恐れもあるため注意が必要です。
COZUCHIとJ-REITの運用は、投資ファンドである専門家の組織が行います。
不動産に関する様々な手続きも同様です。
ですから、投資家は運用を専門家に一任することができ、投資後は配当を待つだけで大丈夫です。
一方、2つの投資商品には異なる部分もあります。
① 投資先
- COZUCHIはある特定の不動産ひとつに投資をする
- J-REITは同時に複数の不動産へ投資をする
② 決算の開示義務
- COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は未上場の企業で、決算開示義務はない
- J-REITは上場している商品のため、決算開示義務がある
③ 確定申告の必要性
- COZUCHIで得た利益は雑所得で、課税所得の金額によっては確定申告の義務が発生する
- J-REITで得た利益は分離課税で、自動で源泉徴収をすれば確定申告の義務は発生しない
以下でくわしく見ていきます。
COZUCHIは、特定のビルやオフィス、事業用地、駅前の開発プロジェクトなど、一案件につき投資対象が一つです。
複数の不動産に同時に投資するわけではありません。
よって、その案件が成功するかが最も重要であり、投資家の目利きが問われます。
一方のJ-REITでは、複数の不動産をまとめたものが投資対象になります。
様々な用途の不動産かつ地域も分散されるため、収益の要素が複雑化します。
複数の不動産に同時に投資することでリスク分散につながりますが、そのぶん物件ごとに個別に投資額を調整することはできず、よって「不動産投資の自由度」は低くなります。
COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は未上場の企業です。
決算の開示義務はありませんので、正確な経営状態を確認することが困難です。
一方、J-REITは上場しており、多くの銘柄が年二回の決算報告を行っています。
よって、経営状態がわからないといったことはありません。
COZUCHIと比較すると、赤字や倒産リスクを事前に回避できる可能性は高まるでしょう。
COZUCHIで利益を上げた場合、雑所得として税金が計算されます。
雑所得は累進性となっており、課税所得が大きいほど税率も高くなります。
加えて、課税所得の額によっては確定申告を行う必要がありますので、大口投資をする場合は注意しないといけません。
一方、J-REITで利益を上げた場合、税金は分離課税となり課税所得に対して一律20.315%が課税されます。
雑所得と比較して税金面で有利になる場合がありますし、自動で源泉徴収してもらうことで確定申告をせずにすみます。
このあたりの税金については、FP3級の知識で十分カバーできますよ!
ここまで両者をくわしく見てきましたが、あなたに合った投資商品は一体どっちなのでしょうか?
どちらが向いているのか判断する際の目安を以下に書いておきます。
- 自分で案件(不動産物件)の目利きができる / 運営会社の目利き力を信じられる
- より大きなリターンを期待している
- 個々の不動産ごとに投資額の調整をしたい
COZUCHIは、特定の不動産や開発プロジェクトへ投資を行います。
そのため、いかに事業者側の視点に立って、その案件が成功するかを見極めることが重要です。
しっかりと調査を行ったり、先々のマーケットを読む力が問われることもあります。
そのぶん、得られるリターンはJ-REITと較べて大きいです。
COZUCHIの平均利回りは年利で24%、J-REITの平均利回りは4%ほどです。
COZUCHIの利回りについてまとめた記事もあるのでぜひ参考にしてください!
よって、大きなリターンを狙っていて、自分の投資案件を決める目利き力に自信がある人、もしくは運営会社であるLAETOLI株式会社の目利き力を信じられる人にはCOZUCHIの方がおすすめです。
- 投資先を分散させてなるべくリスクを減らしたい
- 納税の手間を減らしたい
- 株式投資に慣れている
J-REITは複数の不動産にまとめて投資をします。
よって収益構造が分散され、COZUCHIと比較するとリスクヘッジされた商品と言えるでしょう。
複数の不動産にまとめて投資するということは、万が一、投資物件の一つの運用が上手くいかなかった場合でも、資産全体に与える影響が小さくなります。
結果的に、損失額を減らせる可能性があります。
また、上場商品で定期的に決算が開示されるため、赤字や倒産リスクを予見できる機会も与えられています。
納税の負担を減らしたい人もJ-REITは適しています。
J-REITは証券化された商品であるため、株式と同様に分離課税となります。
自動で源泉徴収することが可能で、その場合は確定申告の義務はありません。
投資先を分散させてなるべくリスクを減らしたい人、納税の手間を省きたい人にはJ-REITの方がおすすめです。
今回は不動産関連の投資商品であるCOZUCHIとJ-REITの特徴や違いについて解説しました。
最後にもう一度、どちらを選んだら良いのかを決める目安をまとめておきます。
- COZUCHIの投資対象の不動産は1案件につき1つ
-自分で目利きをして大きな利益を上げていきたい人におすすめ
-自分じゃなくても、少なくともLAETOLI㈱の目利き力を信じている人 - J-REITの投資対象は複数の不動産
-できるだけリスクを減らして投資したい人におすすめ
-確定申告の手間を省きたい人
私の場合は①の方に当てはまったので、COZUCHIを選択しました。
人生100年時代と言われている今、副業としての不動産投資にはげんでいるサラリーマンも多いと聞きます。
投資後は運用をプロに任せて、あとは不労所得である「配当」を待つだけ。
時間や労力をかけない副業「不動産投資」を楽しみましょう!
以上、読んでいただいてありがとうございました!
私と同じようにCOZUCHIで不動産投資を始めたい方におすすめする記事は、初心者の方でも登録から運用開始までステップ by ステップでわかりやすく解説しているこちらです!
一方のJ-REITで不動産投資デビューをしたい方は、J-REITは証券取引所で取引されていますので、証券口座を開設するところから始めてください。
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私はここの「毎日つみたてサービス」を利用してコツコツ資産形成しています!